今日の記事はいつもの相場予測ではなく、質問のメールが来たので、その回答の方を^^
> ダブルトップやヘッド&ショルダーは、ネックラインをブレイクしたらエントリーでいいんですか?ブレイクでのエントリーだとストップまでが広くなり なんとなく躊躇してしまいます。
ダブルトップのトレード方法は一般的には、ネックラインを割ったところでエントリー、ストップは天井を越えたところ、リミットはネックラインから天井までの値幅分をネックラインから伸ばした距離。というのが普通だと思います。
ただそのときの相場状況にもよるのですが、ダブルトップを形成しているときに、サポートやレジスタンスやトレンドラインなどができたりします。
そのときの状況に合わせて、それらの引っかかりそうなところを超えた位置にストップを置くことは多いです。
ただそれらはそのときのチャートの形にならないと分からないので(トレンドラインなどはチャートの形によって変わったりするので)、書きにくいのですが、ここでは一般的なことについてさらに詳細に述べてみます。
ストップの位置ですが、いろいろ考えられるのですが、下落の勢いが強いときは、前日高値越えに置いたりします。
またネックラインを割ったあとに、ネックラインまで上昇しようとする動きができることがありますが(リターンムーブ)、通常はネックラインを超えられずに反落します。なのでネックラインの上に置くのもいいです。
その他の考えとしては、2つ目の山の天井から下降した分の値幅の半値戻しを超えたところ、などが挙げられると思います。
これはそのときの相場の強さによって、ストップの位置を変える感じです。上記のどれかを選んだり、トレンドライン等と組み合わせたりして、そのときの状況に合わせます。
相場の強さはそのときの状況次第ってこともあるので、判断のしかたを定型的に書くのは難しいです。感覚的なもので判断するしかないのかも知れません。
ちなみにダブルトップとダブルボトムによってもストップの位置は違います。
一般的に売られている本では「両者は裏返し」としてまとめて書かれていますが、私は両者を別物だと見てます。
両者を比べた場合。
ダブルボトムの場合は、
リターンムーブすることが多いですが、ダブルトップの場合はリターンムーブがないまま下落することが多いですし。
なので、ダブルトップの場合は、ネックラインを割れば、飛び乗る感じでエントリーすることが多いです。
反対にダブルボトムの場合は、ネックラインまで戻ってくることが多いので、そこまで待ってからエントリーすることが多いです。
また、ダブルボトムの
形成時間(横軸)とダブルトップの形成時間を比べると、ダブルボトムの方が時間をより使っている(横に長い)ことが多いです。
ダブルボトムは底入れするパターンになるわけですが、底入れのときは、最初の上昇は懐疑の中からの上昇になるので、他の投資家もなかなか買えないことが多く、反対にダブルトップのときは、加熱感での買いからネックラインを割ることによって、投げが出てくるので急落しやすく、時間の経過が早いため、両者を比べると、
ダブルトップ ダブルボトムの方が横軸は長くなることが多いです。
これと似た感じで、
値幅(縦軸)はダブルトップの方が大きいです。
ダブルボトムは底入れの形のため、最初の上昇は懐疑の中での買いで、賢明な投資家が買い上げる形で、一般の投資家は買ってこないです。なので上げ方も少ないことが多いです。
反対にダブルトップは、天井圏での動きなので激しく動くことが多く、値幅が大きくなることが多いです。
また
ダブルトップ ダブルボトムの場合2つ目の底は
新規の買いが出てきて上昇をするわけですが、ダブルトップの場合の2つ目の山は新規の売りが出てくることは少ないです。
このような構造の違いがあるので、両者はストップの位置も違えば、エントリーのタイミングも違ったりしてます。
質問の回答とすれば、ダブルトップの場合は、エントリーは、ネックラインを割れば追いかけてするけど、
ダブルトップ ダブルボトムの場合はしないことが多い。
ストップはダブルトップは急落しやすいから近くに置くことが多いけど、
ダブルトップ ダブルボトムは遠いことが多い。
その位置はそのときの状況次第になります。
時間軸によってもまた微妙に違ったりしますし(日足でのダブルトップと1時間足でのダブルトップなど)。
あとは、これをそのときの相場に合わせて考え直す感じです。
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